算数プログラマーになろう

第3日 かけざん

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第3日目 かけざん


 今回も「問題1 たしざん」を手本にして新しい問題お作って見ましょう。

 
問題名 (*) 問題3  かけざん
言語 (*) 日本語
問題文 (*) 次の計算をしましょう。
問題式 (*) $1×$2
解答式 (*) $1×$2=$3
制約条件 (*)

 
Rd(1,9);$1$2
$1*$2=$3;d
生成可能問題数 (*) 10


ひきざんの時と同じように問題文と3箇所の「+}を変えました。またRd(1,9);$1$2にしました。でも、少し違っているところがあるのですがわかりますか。


最初の2箇所は「×」に変わっていますが最後の制約条件では「*」になっています。


これは、コンピュータではかけざんを「*」で表すからです。×だと文字のエックスと間違えるからでしょうか。


たしざん、ひきざんと同様に、複雑なかけざんの問題も作れますね。後の発展問題で作って見てください。


これまでの問題式は1行だけでしたが、何行でも問題式に書けます。



 
問題式 (*) $1×
$2×7


変数だけでなく、決まった数字の7なども妻得るのです。


このように問題式を変えた解答式や 制約条件も変える必要がありますね。



 
解答式 (*) $1×7=$3
$2×7=$4

 
制約条件 (*)

 
Rd(1,9);$1$2
$1*7=$3;d
$2*7=$4;d




この変更でも良いのですが、$1$2が同じ場合もありますので、次のようにしたほうがよいでしょう。


Rd(1,9);$1$2:$1!=$2
等しくないという条件は「!=」と書くのでしたね、思い出しましたか。


また、問題式を次のように書いてかけさん九九の練習もできます。
MathPubでは、工夫するといろいろな問題が作れるのです。

 
問題式 (*) $1×$2
$1×($2+1)
$1×($2+2)




今度は問題式を次のように変えてみてください。

 
問題式 (*) $1×□$3


$3はかけざんの答えのために用意した変数ですが、このように問題式に使ってもよいのです。


 なお、少し複雑になりますが、次のような問題も簡単に作ることができるのです。



 
問題式 (*) $1×□$3×$4
解答式 (*) $1×$2=$3×$4
制約条件 (*)

 
Rd(1,9);$1$2$3$4:$1*$2==$3*$4,$3!=$1,$3!=$2


×3=3×2 は同じ答えになることはすぐにわかりますが、3×8=4×6 のような同じ答えになる問題もコンピュータが見つけてくれるのです。


制約条件で等しい時は「==」、等しくない時は「!=」だったですね。
$1*$2==$3*$4 で同じ答えのものを探していますが、$3$1に等しくなく($3!=$1)、$2にも等しくない($3!=$2)ものを選んでいます。



 
【本日のまとめ】
かけざんの記号・・・問題式、回答式では「×」を使えるが、制約条件では「*
問題式・・・1行だけでなく何行でもかける。7などの決まった数字も使える。
問題式とmonndaishikito
1,5);$1$2:$1>$2・・・$1$2より大きいものだけが選ばれる。
Rd(1,5);$1$2$3:$1>$2,$2>$3・・・$1,$2,$3の順に大きいものだけが選ばれる。
$1$2の条件は次のように書きます。
$1==$2・・・$1は$2と等しい
$1!=$2・・・$1は$2に等しくない
$1>$2・・・$1は$2より大きい
$1>=$2・・・$1は$2以上(大きいか等しい)
$1<$2・・・$1は$2より小さい
$1<=$2・・・$1は$2以下(小さいか等しい)


時間があったら、次の発展問題を作ってみましょう。
作成する問題の数は限られていますので、発展問題は問題2の制約条件を変えるだけで同じ問題番号で保存してください。

 
(発展1) 2桁×2桁のかけ算を作ってみましょう。
(発展2) 3×2桁のかけ算を作ってみましょう。
(発展3) 3×2桁のかけ算で答えが5桁になるものを作ってみましょう。
(発展4) 2桁×2桁で同じ答えになる問題を作ってみましょう。
(発展5) 6 ×□ = 5 × 54のような1×2桁で同じ答えになる問題を作ってみましょう。